一度、医師がお金のことを考察してみる

医者やってます。よくお金のことを聞かれるので、一度じっくり考えてみたいと思っていました。

医師の収入 その5 【年収の算出編】

 

前回は、医師の当直料の話でした。

 

これまでの話で、医師の収入には、いろいろな種類があるのがわかったと思います。

 

収入 = 常勤給与(基本給)+常勤当直手当

      +バイト料(他院)+バイト料(当直)

 

こんな感じですね。

 

ちなみに、社会保険や福利厚生関係は充実しています。

業務自体は、過酷で今風のブラックな勤務時間のこともあると思いますが。。

 

さて、医師の年収ですが、

月給が100万円あたりが、ざっくりとした目安になるでしょう。

ボーナスを除けば、これで年収1200万円ですから、まずまず平均レベルだと思います。

勤務医に限りますが。。

 

都会ほど安く、地方ほど高い。そんな市場原理です。

あと、医学部が多いエリアでは、価格競争が起こって、報酬も下がる傾向があります。

 

平均が年収1200万円として、ここからの違いが、アルバイトをするかどうか?などが絡んできます。

 

1か月に4回アルバイト当直をすると、1回3万円としても、12万円。

年間で、144万円の収入アップです。

1回5万円なら、20万円。

年間で、240万円の収入アップです。

 

結構違ってきますね。

やはり子育て世代が多いので、塾代や学費、習い事代のためにも、みんな頑張って当直します(笑)。

 

子育ての話ですが、そういえば、医師同士の結婚が結構多いです。

 

奥さんは、アルバイトで週に2回だけ働くとか、そんな話をよく聞きます。

週2回とはいえ、日給10万円なら、月に80万円。

年収で、1千万円近くありそうです。

今どきは、奥さんの方が多く働く場合もあるんでしょうね。

 

では、次回につづく。