一度、医師がお金のことを考察してみる

医者やってます。よくお金のことを聞かれるので、一度じっくり考えてみたいと思っていました。

医師の収入 その4 【医師当直料編】

 

さて、前回の続きですね。

医師の当直料のお話。

 

医師の当直とは、夜間、外来患者や入院患者の診察・治療・指示を出すこととします。

 

当直・・・かなり、いろいろな種類があり、何から話そうかという感じ(笑)。

 

まず、昼間勤めている病院の当直は、だいたいローテーションで月に何回か割り当てられる、といったものです。

当直料は、安く抑えられているケースが多いと思います。

例えば、1回2万円とか。1万円台もあるかも。

 

ただ、当直の内容によっても異なります。

例えば、救急車がバンバン来るような当直もあれば、ほとんど留守番だけのような暇な当直もあります。

ですので、病院によってさまざまとも言えますね。

高ければ、1回10万、15万円などもありますよ。

まあ裏を返せば、それだけなり手がなくて、人手不足ってことですよね。

 

昼間勤めていない病院への、本当のアルバイト的な当直もあります。

これも、救急や寝るだけのようなところなどさまざま。

大体ですが、1回あたり3~4万円ぐらいではないかと思います。

 

医師の当直は、翌日も普通に勤務しなければならないことも多いです。

近年は、かなりそういった環境は改善されてきていると思いますが、それでも諸事情あります。

一人休めば、翌日の昼間にひとり医師が減るのですから影響は大きいですし、あと、この先生じゃなきゃできないってことも多々ありますので、当直明けで「はい、さよなら。あとよろしく。」とは、なりづらいですね。

 

というわけで、当直料は結構いいかもしれませんが、仕事の内容は大変な場合もあります。

 

では、また次回につづく。