一度、医師がお金のことを考察してみる

医者やってます。よくお金のことを聞かれるので、一度じっくり考えてみたいと思っていました。

なぜ医学生の僕が、家庭教師のアルバイトをしなかったのか?

 

前回の記事で書きましたが、医学生にとっての家庭教師もアルバイトは人気で、王道です。

理由は、時給がいいから、特技を生かせるから、などなど。。

 

さて、僕がなぜ、家庭教師を選ばなかったのか?

 

それは、高い時給、楽な仕事、に慣れたくなかった(慣れるのがこわかった)から。

 

 

僕は、身近に医師がいない家庭環境でしたが、医師が将来儲かるということは何となく理解していました。

 

「ということは、医師になったら、もうお金のありがたみを感じられなくなるのではないか?」という、変な恐怖心があったのです。

 

そして、

「できるだけ一般的な職種で、時給もむしろ安く、大変そうな仕事をアルバイトに選ぼう。」

と考えたのです。

 

まあ、18歳の浅い考えでしたので、結局コンビニ店員を選びました。

「ローソン」です。

今と違って、大学周辺にはローソンは3店舗しかなく、まだコンビニの認知度もそれほど高くない時代です。

 

時給。。

正確には覚えていませんが、450円程度でした。(笑)

 

面接に行くと、

「医学部なの?」と驚かれ、でもすぐに覚えてもらえました。

田舎では、医学部生は、ちょっともてはやされるのです。(笑)

 

今のコンビニ定員の仕事の過酷さに比べれば、まだ楽な業務内容でしたね。

変な仕事は、からあげくんを揚げるぐらい。

あとは、コピー機の説明(まだ一人で使えない人が多かった)。

バーコードがない時代だったので、レジは金額を手打ちです。

カップめんが、128円だったような(打つと気持ちいい(笑))。

 

とにかく、生まれて初めての仕事、給料をもらえる仕事。

新鮮だし、それなりに楽しかったです。

 

有名人が店に買い物に来ることもありました!

例えば、「プリンセスプリンセス」!!

奥居香さんのレジしたり、あるメンバーにトイレ貸したり(当時はまだトイレは、職員用しかなかった)。

ちなみに、今年(去年か?)は復活ライブなど、プリプリの年でしたね。

 

どんどん話が脱線していますが(笑)、

 

勤務時間は、主に 午後6時~0時の6時間。

日曜日は、朝9時から夕方6時。

多い月は、月間20日以上働きました。

でも、月収は10万円程度でしたね。

 

それでも、親に頼らずにビデオデッキが買えたり、ちょっとした家具が買えたり、満足の生活でした。

あと、食費があまりかからなかった。

今は厳しいと聞いていますが、当時は期限切れをもらえる習慣がありましたので。

 

とにかく、普通の(医学でない)仕事の経験を求めた大学1~3年でした。

 

大学後半は、家庭教師も始めることになりますが・・・。

これはまた後程ということで、次回は長期休暇のアルバイトについて書きたいと思います。(^-^)